オステオパシーと言われてもあまり聞いたことがない方がほとんどだと思います。
現在日本ではまだ法制化はされていませんが、アメリカでは日本の医師と同じように医師免許として認可されていて、ヨーロッパでも広く法制化されており(アメリカ・イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・ドイツ・その他)、WHOでも代替療法の手技療法分野では高く評価されており、多くの方がオステオパシーを利用しています。
オステオパシーについて
通常の医学なら、腰が痛いなら腰の検査、そして腰(患部)のみの施術を行います。
- 身体はひとつの単位(ユニット)である
- 実際に身体は頭部から足先まで膜という組織に包み込まれ、全身途切れることなくつながっているからです。
- 身体の構造と機能は相互に関与し合っている
- 正常な機能を果たすためには構造が正常でなければならないと考えます。
たとえば、腰痛の原因が、腰ではなく全身的な膜の繋がりがあるため、捻挫、骨折、打撲や日常生活での不良姿勢で起こった身体のゆがみ、内臓に負担のかかる生活習慣(ストレス・食習慣)で起こった内臓の緊張など、違う部位に問題があることがあります。
わかりやすく例えると
腰痛の原因≠腰部
腰痛の原因=数年前の足首の捻挫
となります。
こう書くと腰部をいくら施術しても、楽なのはその時だけとわかりますね!
オステオパシー創始者のA.T.スティル医師はこう言っています。
「すべての病気は単なる結果に過ぎない。」
まさにその通りなのです。
当院の施術「オステオパシーメカニカルリンク」について
- 当院ではメカニカルリンクという特殊なオステオパシーの施術を行っています
- フランス人のポール・ショフールD.O.により1970年代後半から始められた、新しいコンセプトのオステオパシーです。
その後エリック・プラットD.O.(理学療法士)、ジャック・ミショウD.O.(整形外科医)らが共同で開発、発展を遂げてきたオステオパシーです。
- メカニカルリンクの検査、施術は全て手を使って、安全な手技で施術を行います
- 検査項目は解剖学・生理学・発生学の原則に基づき筋肉や関節のみならず全身くまなく検査を行います。
下記のような項目を詳細に(400か所以上)検査して施術をしていきます。
- 脊柱、骨盤
- 胸郭
- 四肢(関節と骨の柔軟性)
- 骨内力線、関節離解
- 頭蓋
- 内臓
- 動脈(循環器系)
- 神経
上記を検査し、その症状の本当の原因を見つけ出します。
見つけ出した本当の原因をメカニカルリンクの施術では、非常にソフトで効果的なリコイルというテクニックを用いて、その部位にかかっているストレスを取り除き、構造と機能を正常化します。
予防医学としてのオステオパシー
オステオパシーは、予防医学としても役立ちます。
痛みやしびれの症状が出るまでに、身体には違和感や自律神経の異常が起こります。
その異常とは関節の可動域の低下や筋肉のハリ、内臓機能の低下、皮膚の異常等です。
その身体の違和感の状態で早めにオステオパシーでメンテナンスすれば、痛みやしびれの再発の予防や免疫力の向上で日常生活を生き生きと過ごすことが出来ます。
※メンテナンスのために1か月に1回や2~3か月に1回来られるお客様もおられます。